久しぶりにインテグラをイジリました。
以前インテグラのエアクリーナーを『BLITZ SUS POWER AIR FILTER』に交換した時に気が付いたのですが、クリーナーボックスの吸気口の先に筒状の物体が繋がっていたので、これは何なのかと調べたところエアーチャンバーの役目をするレゾネーターと言う物でした。
このレゾネーター、私のインテグラ Style-S (DC1)とTypeRとでは形が違っていて、DC1のレゾネーターはエンジンルーム内の暑い空気を吸気するようになっており、TypeRのレゾネーターはフェンダー内の冷たい空気を吸気する形状になっていました。
さすがTypeR!と言うか、こんなところまで差が付いているとは。
TypeR用のレゾネーターの形を調べてみると吸気口を除いてDC1と同じような形状だったので、私のDC1にも冷たい空気を吸わせてやろうと思いTypeR用のレゾネーターに交換することにしました。
レゾネーターの交換
写真の黒い物体が今回またまたオークションで入手したTypeR用のレゾネータです。
送料よりも安い激安価格で落札できました。破格値を狙っていたので落札するのに1年ぐらいかかりましたw
オークションによく出品されていたレゾネータは白色なのですが、今回落札できたのは黒色です。96Spec用らしいのですが、年式で色が違うのでしょうか?
少し汚れていたのでせっかくなので綺麗に掃除しておきました。どうせ直ぐに汚れるんですけどね。
写真にある赤○の所がDC1のレゾネーターの吸気口です。
レゾネーター本体はDC1もTypeRもフェンダー内に有るのに、DC1はわざわざボディーに穴を開けて給気口がエンジンルームと繋がっています。
しかも吸気口の半分をABSのアクチュエーターを固定するステーで塞いでいるじゃないですか!
これでは十分な空気を吸い込むことが出来ませんよね。こういう意味でもTypeRに交換する価値がありそうです。
それでは早速、レゾネータを交換しましょう。
まずはエアークリーナーボックスを外します。
以前に交換したBLITZのエアクリーナーはそれ程汚れていなかったので、今回は虫や埃の除去のみで交換せずにこのまま使用しました。
エアークリーナーボックスの下に繋がっているのがレゾネーターから出ているパイプです。
エアークリーナーボックスを外した状態です。
エアークリーナーボックスは赤○の3箇所で車体と固定されています。
お次はフロントバンパーを外しますが、先ずはグリルから。
赤○の2箇所のプラスビスを外します。
そしてフロントバンパーのリテーナーの赤○の所にプラスチックのグロメットで固定されているので、手前に思いっきり引っ張っればグリルは外れます。
グリルを外したらフロントバンパーも外すので青○のグロメットを外します。
グロメットはマイナスドライバー等で中央のポッチを引き上げれば外れます。
今回もリアバンパーの修理の時と同じように、グロメットの1個が劣化の為、壊れてしまいました(TT)
次に、フェンダーに固定している左右のビスをはずします。
赤○の所にプラスビスで固定されています。
どうでもいいですが、タイヤハウス内が泥だらけですね(^^;
タイヤハウスインナーとバンパーを固定している赤○のプラスネジを左右2箇所外します。
フロントのジャッキアップポイント左右の赤○のボルトを外します。
フロントバンパーとリップスポイラーを固定しているボルトでは無いので間違わないように。
1人で作業していると、どこからかカマキリ君が様子を見に来ました。
車の周りをウロウロしているので手伝ってくれるのでしょうか?
後はバンパーのフェンダー部を外側に広げながら手前に引けば外れます。
今回もまたまた「たあ坊」のレジャーシートの登場です。
リップスポイラーの下部が傷だらけなのは無視してくださいね。
フロントバンパーを外すとこんな感じ。まるで解体車のようです。
写真中央の白い物体がDC1のレゾネーターです。結構でかいです。
写真を撮り忘れましたが、車体の3箇所にボルトで固定されています。
レゾネーターを取り外すのに一番厄介だったのが赤○のボルトでした。
ヘッドライトユニットがボルトの頭に覆い被さっていて、スペースが狭くてラチェットが使えず、スパナでボルトを外さなければいけませんでした。
レゾネーターを外すと写真の様にボディーにポッカリと穴が開いています。
DC1のレゾネーターの給気口はゴム製のラバーを介してこの穴に接続されており、エンジンルーム内の空気を吸気しています。
レゾネーターをTypeR用に交換しても、この穴が開いたままだとエンジンルームから熱気がフェンダー内に入ってきそうです。
レゾネーターを取り外した状態です。
TypeR用とDC1用のレゾネーター比較。
左のがTypeR用で、右側のがDC1用のレゾネーターです。
TypeR用のレゾネーターは給気口の先が若干ファンネル状になっており、見るからにスムーズに吸気しそうな感じがします。
今度は反対の手順で、TypeR用のレゾネーターを取り付けていきます。
レゾネーターの固定箇所は、本体の後ろ側にボルト1箇所と・・・
下部のサイド側に1箇所の計2箇所です。
TypeR用のレゾネーターは吸気側のパイプを固定するボルトは有りませんでした。
TypeR用を取り付けた状態。パッと見、ただ色が黒になっただけ(^^)
エアクリーナーボックスを元に戻します。
レゾネーターを入手するまで、エアクリーナーボックスに接続するパイプのサイズがDC1用とTypeR用と同じサイズかどうか判らなかったので少し心配でしたが、サイズはジャストフィットでした。
タイヤハウスインナーを捲って覗いてみると、レゾネーターの吸気口の直ぐそばにあの穴が位置しているので、エンジンルームからの熱気を吸い込んでしまいそうです。
フェンダー側に熱気が入らないように、穴を塞いだ方がいいんじゃないかなと思いましたが今回はそのままにしました。
対策を考えて次の機会に塞ごうと思います。
今回のレゾネーター交換とは関係有りませんが、バンパーリテーナーの助手席側の端が下の方に歪んでて、バンパーを挟み込む爪が開いていました。
以前にフロントバンパーをぶつけた事が有ったのでそのせいでしょう。うすうすは気づいていたんですけどねw
なので今回丁度バンパーを外したので、強引に上に持ち上げてリテーナーを直しておきました。
バンパーを元に戻して作業完了です。
それと一応ですが、バッテリーからマイナス端子を暫く外してECUをリセットしておきました。
交換後のインプレッション
交換後のインプレッションですが、気のせいか吸気音が少し聞こえるようになったのと、吸気がスムーズになった為か2500回転以下のトルクが少し細くなり、3000回転から上が太くなったような気がします。そのせいかATのシフトアップのタイミングも少し早くなったような・・・プラシーボ効果ですかねw
街中を流している時のアクセルレスポンスも反応が良くなった感じがするので、フィーリング的には中々良い感じになりました。
あと、カマキリ君は結局何も手伝わずに帰って行きました(笑)