最近の車ってライトがメチャクチャ明るいですねぇ。私のインテグラは年式が古いためかメチャクチャ暗いんです。ライトをONにしても点いてるのかどうか分からないくらいです。大袈裟ですが。
まだ街中を走るにはいいのですが、山道なんかはカーブの出口が見えない時が有り、怖い思いをすることがしばしばあります。
なので、今回はインテグラのロービームをHIDに交換してみました。
HIDって市販化されたころは値段は10万円オーバーが当たり前でしたが、最近は大分安くなりましたね。しかし安くなったとは言え、有名メーカーの物は私にはまだまだ高いですし、たかが電球に何万円も出せないので、オークションで安く出品されていた物をポチってみました。
HID(55W)の取り付け
今回のHID 55Wキットです。バーナーとバラストがセットになってます。
写真では片方分しか写ってませんが、もちろん左右セットの新品です。
インテグラの場合、バーナーの形式はHB4になります。ケルビン数は車検の事を考えて6000Kを選択しました。噂では車検対応、非対応の境目は6000K付近だそうです。
8000K以上も考えたのですが、光が青白くてファッション性は有りますが雨の日は視認性が悪くなるそうなので、本末転倒だと思い止めました。
その変わりに出力ワット数が35Wよりも高出力の55Wのタイプを選択しました。
ハロゲンからHIDに交換する前に先ず、光軸の位置を確認しておきます。シャッターにガムテを貼り付け印を書いておきました。
多分、交換しても光軸のズレはほとんど無いと思いますが念の為に。光軸が狂ってしまうと対向車に迷惑がかかりますからねぇ。最近多いですよね光軸狂ったままにしてる奴。
では、ハロゲンからHIDに交換していきます。
運転席側のノーマルのバルブを外します。写真の赤○がノーマルのバルブです。
写真では既にバルブからコネクターを外してます。反時計回りに回すとひっこ抜けます。
インテグラのロービームにはコネクターを覆うゴムのブーツが無く露出状態です。イイのだろうか?
ノーマルのバルブとHIDのバーナーの比較です。左側がHIDのバーナーで右側がノーマルのバルブです。
ガラス部分の長さはほぼ同じです。発光部の位置もほぼ同じかと思います。発光部の位置が違うと光の広がり具合が悪いそうなんですが・・・多分、大丈夫ですよね(^^;
バーナーを取り付ける時は、ハロゲンもそうですが素手で触らないように気をつけましょう。
バーナーをライトユニットに装着する前に、バーナーとバラストを仮組みし点灯確認と空焼きします。空焼きをしておかないと、バーナーのガラスに付着していた油脂がライトユニットの中で蒸発して、レンズ内が曇ることがあるそうです。
しかし眩しいくらいに明るいです。HIDってこんなに明るいんですね。今回安物のHIDを購入したので、点灯した時はホッとしました。
このまま10分ほど空焼きをしておきました。
因みにエアクリボックスの上に置いてあるのがバラストです。
次にバラストを固定します。
バラストは水に濡れると故障するとかでバンパーの中に設置する人もいるようですが、私は故障した時のメンテナンス性を優先し、エンジンルーム内に設置しました。商品の謳い文句では、水中での連続点灯実験もクリアーしているそうなのでそれを信じて・・・。
運転席側は比較的スペースが有ったので、写真のようにABSのアクチュエーターのブラケットに、L型アングルを介して共締めしました。
付属の取り付け金具だけでは少し不安定でグラつきますが、取りあえずこの状態で様子見です。
助手席側は、設置するスペースが写真の様な場所しか無くとても困りました。
直ぐそばにはパワステのポンプが有り、ベルトが勢いよく回ってるので非常に危険な場所です。
L型アングルを2つ使い、それにぶら下げて抱き合わせるように、バラストを両面テープとタイラップで固定してます。
そしてアングルのグラつきを抑えるために、バラスとの上部をヘッドライトにステー止めしてあります。
後ろ側からです。
L型アングルはエアコンの配管のステーに共締めしました。
配線は全てコルゲートチューブの中に通して、ばらつかないようにタイラップで要所要所固定してあります。これでパワステポンプのベルトに巻きつかないとは思いますが・・・。
今回は暫定的にこんな場所にバラストを固定しましたが、後日やり直そうと思います。
ノーマルのハロゲンとHID(55W)の明るさ比較
ノーマルとHIDの明るさ比較です。写真の上半分がノーマルのハロゲンで下半分がHIDです。
写真では分かりづらいですが、ノーマルの黄色身がかった色に対してHIDは鮮烈な蒼白色です。そして何より物凄く明るいです。当然ですが。
写真ではノーマルのハロゲンでも明るく写っていますが、肉眼ではもっと暗いです。
ピッカーーーーーーーーーン!!
HIDに交換してから、ノーマルに比べ歴然と明るくなりました。
ノーマルバルブをHIDに替えてみて
HIDはその仕組み上、ライトをONにすると最初はボワーッと蒼白く光り始め、数秒程で完全に点灯します。一度点灯してしまえば信号待ち等でライトを消灯しても、次に点灯したときには直ぐに明るくなります。
今回は特に光軸調整も必要ありませんでした。ノーマルのハロゲンに比べ遠くが見えやすくなりました。ノーマルの光量ではそこまで光が届かなかったのでしょう。今まで暗い山道ではハイビームも点けないと危なかったのですが、ロービームだけでも安心して走行できるようになりました。横方向も少し見やすくなりました。
HIDは年式の古い車はリレーを介してマイナスをバッ直にしないと、安定しなかったりチラついたりするって聞いてましたが意外と大丈夫のようです。
ただ少し気になるのはオークション等で出回っている中華製は、最近はそうでもないらしいですが、すぐにバーナーが切れたりバラストが壊れたりするそうです。今回のHID55Wキットはどうなんでしょうね?一応、保証書は入ってましたが・・・。
あと、若干ですがFMラジオにノイズが入るようになりました。電波の強い場所では大丈夫なんですが、山間部などの電波が弱くなる所ではザザーッとなります。バラストで約20,000Vの高電圧を作ってるそうなのでHIDの特性上仕方ないらしいのですが、ラジオは良しとしてもECUにも影響があるそうなので(定かではありませんが・・・)次回はノイズ対策しなければ・・・。
【追記 2011/08/10】
最近、光の色が黄緑色に変色してきました・・・。
やはり中華製の安物だったからでしょうか?
しかし、バーナーって変色するのか?それともバーナーからの紫外線でレンズが変色してしまった?